せっかくロボット教室に通わせるなら、大会に出たいんだけど、そういうのってあるのかしら?
ロボットの全国大会でもっとも有名なのはロボコンでしょう。
NHKが主催する学生ロボコンと高専ロボコンの2つがあります。
これらは、超本格的なロボットの大会になるので、小学生や中学生が出るようなものではありません。
その代わりに、各ロボット教室主催の大会や、誰でも参加できるロボット大会がちゃんとあります。
小学生や幼稚園児でも出れる大会もあります。1つ1つ紹介していきますね。
\ 学期途中の入会・体験教室OK /
小学生や幼稚園児でも参加できるロボット教室などの全国大会
ピアノ教室に発表会があって、サッカー教室に試合や大会があるように、ロボット教室にも全国大会があります。
入会してる教室主催のものであったり、ロボット教室に入会していなくても参加できるものであったり様々です。
大会の様子(動画)も見ながら紹介していきたいと思います。
ヒューマンアカデミーロボット教室の全国大会
ロボット教室の最大手、ヒューマンアカデミーロボット教室が主催する大会です。
ヒューマンアカデミーロボット教室の生徒であれば誰でも参加できます。
- ヒューマンアカデミーの生徒のみ参加可能
- 幼稚園児から中学生までOK
- 開催時期は夏(7月下旬より地区予選開始)
- 5つの会場で行われる地区予選を経て、東京大学で行われる決勝大会へ進む
- アイデアコンテストとテクニカルコンテストの2つの競技がある
アイデアコンテストとテクニカルコンテストの違いを簡単に紹介します。
アイデアコンテスト
アイデアコンテストは、様々な動きをするロボットを作る競技です。
なぜこのロボットを作ろうと思ったのか、どんなところを工夫したのか、どういう苦労があったのか、などをプレゼンするところまで行います。
アイデアコンテストで作るロボットはプログラミングを一切使いません。
プログラミングを使わない分、柔軟な発想力が勝負のカギとなり、頭の中で想像したものを実際に作り上げる技術が必要となる競技です。
幼稚園児から中学生まで幅広く参加します。
テクニカルコンテスト
テクニカルコンテストは、ライントレースロボットによるタイムを競う競技です。
地面に描かれた黒い線をセンサーで読み取り、適切な動きを行うようにプログラミングを組んだロボットを作ります。
ロボットの構造は自由です。速く正確な動きをするように、各々自分で考えてプログラミングを組む必要があります。
こちらはアドバンスプログラミングコース生のみが対象となるので、小学校高学年から中学生の子が参加します。
以上のことを踏まえた上で、2017年に開催された第7回全国大会の動画を見てみましょう。
想像以上にレベルの高い大会であることがひと目でわかると思います。
わが家は不参加ではありましたが、名古屋で行われた今年の予選大会を見に行きました。
大会の様子を記事にまとめていますので、良かったら見てみてください。
※ クリック先の公式サイトにて、画面上部の「体験授業受付中」ボタンから、近くの教室をお探しください。
URC(Universal Robotics Challenge)
URC(ユニバーサルロボティクスチャレンジ)とは、アーテックが主催するアーテックロボを使ったロボット大会です。
主催はアーテックですが、アーテック以外のロボット教室に通っている子ども、そもそもロボット教室に通っていない子どもでも、誰でも参加することができます。
2017年から始まった新しい大会です。
- 対象年齢は小学生及び中学生
- アイデアコンテストとロボット競技の2種目ある
- アイデアコンテストは個人参加、ロボット競技は数名でチームを組んで参加
- 8つの地区予選を勝ち抜くと、大阪大学で行われる決勝大会へ進むことができる
2017年の第1回大会の様子を動画で見てみましょう。
ダンカップ
ロボ団が主催する大会です。
ロボ団の生徒かつ小学生であれば誰でも参加できます。
2018年の春に第1回大会が開催され、第2回となる2019年大会の地区予選が11月から始まることが決まっています。
- ロボ団の生徒のみ参加可能
- 数名でチームを組んでロボットを作る
- 教室で扱っているレゴ・マインドストームEV3を使う
- 4つの地区予選を経て、大阪会場で決勝大会が行われる
- 競技によって参加資格が異なる
- 難易度の異なる5種目の競技に分かれている
競技の詳細は公式サイトに載っていますが、正直言うとよくわかりません。
ライントレースロボットでタイムを競ったり、与えられた課題を正確にクリアできるようにプログラミングを組んだロボットを使用するようです。
情報不足で申し訳ないです。
観覧は一般参加も可能のようですので、12月の中部地区予選を見てきたいと思います。
WRO(World Robot Olympiad)
WROはレゴのマインドストームを使用した国際的なロボットコンテストです。
2009年から行われている大会で、ロボ団やロボットアカデミーも協賛になっていることから、各ロボット教室に通っている生徒も参加しています。
もちろんどこのロボット教室に通っていても、そもそもロボット教室に通っていなくても参加可能です。
- 対象年齢は小学生以上
- 数名でチームを組んで参加する
- 5つのカテゴリー(種目)に分かれて競技が行われる
- 国内の予選を勝ち抜くと決勝に進み、優勝すると世界大会へ行くことができる
大会の様子は動画で見るとわかりやすいです。
動画を見ればわかる通り、ロボットは複雑な作りになりますしプログラミングも必須です。
正直言うと、かなりハイレベルなロボット大会と言えます。
FIRST LEGO LEAGUE(ファーストレゴリーグ)通称「FLL 」
FLLはレゴが主催する国際大会です。2004年から日本でも開催されるようになりました。
最後まで勝ち抜くと世界大会へ出場することができます。
スポンサーであるクレファスからは毎年多くの子どもたちが参加しています。
(クレファスにはFLLに特化したカリキュラムもあり、この大会に出ることが生徒たちの目標の1つとなっている)
- 数名でチームを組んで出場する
- 年齢別にカテゴリーが分かれている
- 地方大会を経て全国大会を勝ち抜くと世界大会へ出場することができる
小学1年生~3年生までが出場できる、FIRST LEGO LEAGUE Jr.の動画を見てみましょう。
※ 日本大会の協賛である中央出版が作成した動画ですので、多少中央出版寄りの内容になっています。
Jr.大会は展示ロボット及びプレゼンテーション能力を競う大会となっています。
小学3年生以下の子どもたちが、それぞれテーマに沿ったオリジナルロボットを作り、大人顔負けのプレゼンを披露しているのがわかります。
小学4年生~高校生までが参加できるFLLの動画は公式サイトにありました。
ただし、全て英語なので少し分かりづらいとかもしれませんが、雰囲気だけは伝わると思います。
Jr.大会に比べて一気にレベルが高くなっているのがわかると思います。
プログラミング制御したロボットがコース内を動き、与えられたミッションをこなす競技です。
かなり複雑なプログラムを組む必要となっています。
先ほどのWROと同レベルか、それ以上の難易度となるでしょう。
【まとめ】全国のロボット大会
ヒューマンアカデミーやロボ団のように、教室主催の大会があるのは子どもたちの励みになるのでうれしいですよね。
他の教室の子ともふれあうことができるので、コミュニケーション能力も高まり、たくさんの友だちができることでしょう。
WROやFLLはかなり本格的な大会です。難易度も高く、登録料や参加費も高額となります。
生半可な気持ちでは参加できないので、これからロボット工学の道へ進むつもりがあるのであれば、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
こういった大会の有り無しも、ロボット教室選びの基準になるでしょう。
発表会のないピアノ教室や試合のないサッカー教室では面白みがありません。
せっかく通わせるのであれば、子どもも励みになりますし、親としても応援したくなるはずですので、こういった大会がある教室を選ぶと良いと思います。
プログラミング教育、がんばりましょう。応援しています!
わが家はヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています!
私の子どもはヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています。教室選びの決め手となったのは、体験授業に参加したときの先生や教室の雰囲気ですね。
ヒューマンアカデミーのロボット教室は教室の数が多いので、家から通いやすい場所で見つかりやすいと思います。
体験教室なら無料で参加できるので、お試し気分で子どもの反応を確かめてみてはいかがでしょうか。
しつこい勧誘もないですし、意味がなさそうであれば入会しなければいいだけなので、後になって「あの時体験教室だけでも連れて行けば…」となってからでは遅いですからね。
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