NTT西日本と京阪バスが連携し、ロボットによる乗客案内サービスを始めることになりました。
来年3月までに、バスが観光スポットに近づくとロボットが外国語で案内する実証実験を行います。
その後、京都市内で実際に観光客が乗車するバスで実験を継続。「早ければ7月にも本格運用したい」としている模様。
バス業界は深刻化する人手不足に加え、急増する外国人観光客への対応が急務になっています。
両社は将来的に、緊急時の乗客案内や、乗客と対話ができるロボットの開発にも取り組む計画という。
日本を代表する観光地である京都で、ロボットを使った新たな取り組みが始まりました。
まさにこれから訪れる超スマート社会の縮図のような実験です。
超スマート社会とは?
必要なもの・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供し、社会の様々なニーズにきめ細やかに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々な制約を乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会
内閣府「超スマート社会の姿と超スマート社会に向けた取組について」より引用
⇩ 未来の日本(超スマート社会)の様子が動画で紹介されています(90秒バージョン) ⇩
※動画は削除されました
AIやロボットを使ったサービスはどんどん増えていきます。つまり、子どもの将来を左右するのは、まさしく「プログラミング力」だということです。
AI・ロボット技術をふまえて「どんな未来になるのか」「どういったスキルが必要になるのか」「どういう教育をするべきなのか」についてまとめてみました。
AI・ロボットによって仕事がなくなる!?
冒頭のロボットバスガイドのように、ロボットが人間の仕事を担うことが徐々に増えてきました。
身近な例で言えば、お掃除ロボットなんかもそうですね。
大なり小なり、これから先もっともっと増えていくでしょう。
このように、今ある仕事の多くがロボットに取って代わる時代がまもなく訪れようとしているわけですが、それはどれくらいの割合だと思いますか?
答えは50%、半分です。しかも遠い未来の話ではありません。わずか5年後のことなのです。
2024年になくなっている仕事とは?
2014年、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授がとある論文を発表し、またたく間に世界中でシェアされました。
それが「雇用の未来」です。
そこには、全702業種の内、実に404業種が50%以上の確率でなくなっていると書かれていたのです。
※具体的な職種・数字はこちらの記事「10年後に消える全職業・仕事を和訳(日本語訳)|オズボーン著「雇用の未来」」で紹介しています。
2014年当時ではにわかに信じがたい内容であったかもしれませんが、2023年の今であれば、どれもこれも信憑性が十分に高いのがわかるはずです。
既になくなり始めている仕事もありますからね。
それらの仕事がなくなった理由が「ロボット化・自動化」というわけです。
そして、ロボット化・自動化させるために必要な技術がAIやプログラミングと呼ばれるものになります。
ロボット化・自動化に必要なスキル「AI」「プログラミング」
ロボットを作るには、ハード面とソフト面の両方のスキルが必要となります。
ものづくり大国である日本では、ハード面に関して多少親しみがあるでしょう。
ロボットとまでは言えませんが、小さな頃から木材やプラスチックなどで「何かを作る」という経験は誰にもあるはずです。
そこに命を吹き込むこと、つまりソフト面の技術それこそが「プログラミング」なのです。
プログラミングされたロボットの登場によって、それまで人間でしか行えなかった作業もロボットが自ら行えるようになりました。
ロボット×プログラミングの時代へ
人間が作ったプログラミングロボットが、人間の仕事を奪う。なんとも聞こえは恐ろしいものではありますが、とんでもありません。
この技術の発展が、人々の生活をより安全に、より便利にしてくれているのは間違いなく事実です。
とはいえ、ぼーとしていてはいけません。ロボットは人間が作ったものではありますが、使うことに意味があるのです。ロボットに使われる側になってはいけないのです。
ロボットに使われる側になるな
少し前まで、あくまでロボットは人間が使うものでした。人間がロボットを作り、人間がロボットを使う。ところが、そんな当たり前の世の中が静かに、しかし急速に変わろうとしています。
すでに、人間がロボットに使われている現場はいくつもあります。理由は簡単です。ロボットの方が賢いからです。
言い換えれば、賢くなりすぎたロボットを扱えるだけの知識・スキルを持ち合わせていないのです。
その知識・スキル、それこそが「プログラミング」ということになります。
プログラミングとは何か?
プログラミングとは、ロボットにプログラム(命令・指示)を与える、という意味があります。
身近な例で言うと、家庭用のお掃除ロボットがわかりやすいでしょう。
「ゴミを拾いなさい」という命令がプログラムで、そのプログラムをお掃除ロボットに与える行為がプログラミングです。
もちろん主要なプログラムは書き込まれた状態で販売されているわけですが、購入後の細かな設定は自分で行う必要があります。
つまり、お掃除ロボットを作るには、ハード面であるロボット(機械)を作る技術はもちろんのこと、そのロボットにプログラムを与える技術、つまりプログラミングスキルが必要になる、というわけですね。
家庭用のお掃除ロボットであればプログラミングの知識なくとも使いこなすことはできますが、これからの社会で活躍するプログラミングロボットは違います。
適切に使いこなすには、プログラミングの知識・スキルが必要になるのです。
あなたはプログラミングができますか?あなたの子どもはどうでしょうか?
今の子どもたちが大人になった社会では、ロボットが当たり前になっています。
そんな時代を生き抜くために、小学校でプログラミング教育が始まるのです。
小学校で始まるプログラミング教育とは?
子どもたちが大人になる未来のロボット社会に備えて、2020年から小学校でプログラミング教育が始まります。
とはいえ、プログラミングスキルの習得が目的ではありません。
「プログラミングとは何なのか?」
「どういった場面で使用されているのか?」
「何に役立つのか?」
「どういう仕組みになっているのか?」
といったこと、これをプログラミング的思考力などと言いますが、こういったプログラミングの考え方を重点的に学びます。
プログラミングの科目が増えるわけではなく、あくまで授業の一環でプログラミングを活用する、といった形です。
一部の学校では課外活動として本格的なプログラミングを学ばせたり、民間企業と協力して先進的な授業を行う場合もあります。
ただし、私は可能な限り子どもにプログラミングスキルも身につけさせるべきと考えています。
親として私が行ったこと、親がするべきこと
わが家では、息子も娘もロボット教室に通わせています。これは子どもたちが通いたいと言ったのありますが、もちろん親である私の想いもありました。
とはいえ、昔から「プログラミング」に対して興味があったわけではなく、ましてや私自身もプログラミングは全くできません。
たまたま寄ったショッピングモールで行われていた体験イベントに参加したことが全ての始まりでした。
体験イベントは親のため?
今思えば、あの体験イベントは親のために開催されていたのかもしれません。
当時の私はプログラミングはもちろん、将来世の中がどうなっていくのか、といったことにあまり関心がありませんでした。と言うより、毎日生活することに必死で、考える余裕がなかったのかもしれません。
それがプログラミング体験イベントで変わりました。「このままでは子どもにとって良くない」と焦りを感じてしまったのです。
それこそ、ロボットやAIが当たり前になる社会で、プログラミングができない大人は、間違いなく淘汰されるでしょう。逆を言えば、子どもが大人になったときに社会で活躍するためにはプログラミングのスキルが絶対に必要になると思いました。
ゲームでもプログラミングは学べる
まず私たち親子が取り組んだのは、パソコンやタブレットを使った無料のプログラミングゲームです。
体験イベントのおかげで子どもたちはすっかりプログラミングの虜になっていたので、話は早かったです。私もわからないなりに子どもたちと一緒になってゲームで遊んでいました。
ただ遊んでるだけではありましたが「プログラミングとは何なのか?」というのを実感することができたと思います。子どもにとっても自分にとってもプラスになったのは間違いありません。
そのままゲームでプログラミングを学ぶだけでも十分だったのかもしれませんが、せっかく子どもがプログラミングに興味を持ってくれたので、もっと色々身につけてほしいと思い、今度はロボット教室の体験授業に参加してみました。
ロボット教室は一石二鳥の習い事
これが大正解でした。
ゲームのプログラミングに足りなかったものこそ、このロボット作りだったのです。
体験授業ではプログラミングこそなかったものの、ロボット作りを通して「なぜ動くのか?動かないのか?」「仕組みはどうなっているのか」といった機械的な性質にふれることができました。
また、デモンストレーションで見せてもらったプログラミングロボットがとても印象的で、息子は「僕もやりたい!作ってみたい!」と大興奮。この様子を見て、ロボット教室の入会を決めました。
すっかりロボットに夢中な息子が日々成長する様子を見て、将来が楽しみでなりません。
子どもが将来困らないようにするのは親の務め
小学校でプログラミング教育が始まるのは、国の方針で決まりました。将来、日本のIT人材が全く足りていないからだそうです。
IT人材育成の必要性について
IT人材の不足は、現状約17万人から2020年には約37万人、2030年には約79万人に拡大すると
経済産業省「IT人材の必要性について」より引用
予測され、今後ますます深刻化すると考えられている。
とはいえ、自分の子どもをどう育てていくべきを決めるのは、やはり親の務めであります。
学校が言ったから、政府が決めたから、ではありません。子どもの将来を考えたときに、親として何をしてあげられるのか。それが1番重要かつ影響を与えるのです。
小学校で行われるプログラミング教育は、ただのきっかけに過ぎません。学校に任せていればプログラミングスキルが身につくのか?そんな甘い話があるわけがありません。
本当に子どものことを考えるのであれば、多少無理をしてでも、将来子どもが困らないような教育の機会を与えるべきだと私は考えています。
無料で体験できるプログラミング教室やロボット教室
最後に、無料体験ができるプログラミング教室とロボット教室を紹介します。
色々悩んで時間を無駄にするくらいなら、手っ取り早く連れて行った方がメリットは大きいでしょう。
ほとんどの教室が無料で体験できるので、そういうのは利用しないと損ですよ。
多くのプログラミング教室やロボット教室の中から間違いのない実績を持つ教室を3つだけピックアップして紹介します。
【東京・横浜限定】LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは東京・横浜で大人気のロボットプログラミング教室です。政府主導のもと、北海道の江別市立野幌若葉小学校にてプログラミング教育を行っていた実績もあります。
プログラミングでゲーム作りを行ったり、レゴブロックで作ったロボットをプログラミング制御したり、体験レッスンでも本格的なプログラミングにふれることができます。
夏休みや冬休みといった大型連休には特別なイベントを実施するので、わざわざ他府県から参加する人もたくさんいます。
東京や横浜近郊に住んでいるのに、体験に行かないなんて絶対にもったいないですよ。
【全国1,200教室】ヒューマンアカデミーロボット教室
わが家も通っているロボット教室「ヒューマンアカデミー」は間違いありません。生徒数の数も教室の数も日本一。圧倒的な実績を持っています。
それもそのはず。ロボットとカリキュラムを監修しているのは、キロボやロボホン生みの親である世界的ロボットクリエイター高橋智隆先生なのです。
体験レッスンでは、「プログラミングとは何なのか?」「何の役に立つのか?」といった親向けの説明会もしっかりと行ってくれます。
毎月無料で実施していますので、お試し気分で一度連れて行ってみてはいかがでしょうか。子どもも喜ぶと思いますよ。
【丁寧な解説付き】オンラインプログラミングのD-SCHOOL
最後に紹介するのはオンラインでプログラミングを学ぶことができるD-SCHOOLです。
無料のプログラミングゲームはネットで探せば色々見つかるのですが、どうしても解説が乏しくなりがち。そこはやはり無料なので、しょうがないところではあります。
D-SCHOOLは有料にはなりますが、その分しっかりとしたわかりやすい解説が付いています。また、24時間好きなときに学習することができるので、時間や場所を選びません。
14日間の体験レッスンもありますので、パソコンを使った自宅でのプログラミング学習の練習も兼ねて、一度試してみると面白いと思いますよ。
>>公式サイト
プログラミング初心者であればロボット教室も良いと思います。以下の記事もぜひ参考にしてください。
わが子はロボット教室でプログラミングを楽しく学んでいます
私の子どもはヒューマンアカデミーのロボット教室でプログラミングを学んでいます。ロボットを作りながらプログラミングが学べるので、楽しく続けることができています。
子どもの将来を考えたときに、真っ先に思い浮かんだのがプログラミングの習得でした。
ただ、いきなり学習塾のような形で勉強してしまうと嫌いになるのでは?と思い調べていて見つけたのがロボット教室です。
ロボットを作りながらプログラミングや論理的思考力が身につくと聞いて、少し半信半疑ではありましたが、ひとまず体験教室に連れていってみました。
これが大正解。子どもが楽しそうにロボットを作っているのを見て、「これは面白い」と直感でわかりました。
子どもの将来を真剣に考えている方に、ぜひおすすめできます。
全国で展開してるヒューマンアカデミーのロボット教室なら無料で体験可能です。お試し気分で子どもの反応を確かめてみてはいかがでしょうか。
しつこい勧誘もないですし、子どもに合わなそうであれば入会しなければいいだけなので、後になって「あの時体験教室だけでも連れて行けば…」となるのだけはもったいないですからね。