イード社が実施した「プログラミング教室に通わせている保護者向けアンケート」の結果、総合1位はZ会のプログラミング講座となりました。
調査は、プログラミング教室を受講している小学生のお子さまの保護者を対象に、2019年2月1日(金)から2019年2月18日(月)までの期間、インターネットで実施し、611票の有効回答を得た。
リセマム「イード・アワード2019「プログラミング教室」顧客満足度No.1が決定」より引用
アンケートは7つの部門にて行われました。
- 総合満足度
- 講師
- カリキュラム
- コストパフォーマンス
- 面倒見
- 子どもの成長の実感
- お子さまの気に入り度
それぞれの結果と教室について紹介していきたいと思います。
イード・アワード2019「プログラミング教室」の結果
まずはそれぞれの結果から紹介します。
イーアワード2019の結果
総合満足度の高いプログラミング教室 | Z会プログラミング講座 with LEGO® Education |
講師が良いプログラミング教室 | エジソンアカデミー |
カリキュラムが良いプログラミング教室 | エジソンアカデミー |
コストパフォーマンスが良いプログラミング教室 | エジソンアカデミー |
面倒見の良いプログラミング教室 | エジソンアカデミー |
子どもの成長を実感できるプログラミング教室 | ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室 |
子どもが好きなプログラミング教室 | レゴスクール |
総合満足度こそZ会が1位ですが、その他の部門ではエジソンアカデミーが4つも1位を占めていますね。
「子どもの成長を実感できる」という、おそらくもっとも大事な部門ではヒューマンアカデミーが1位となっていました。
こちらよく見ると、ほとんどがプログラミング教室というよりロボット教室なんですよね。
やはり、これからのプログラミング教育はロボットを使ったものが主流になるんだなぁと感じました。
では、それぞれのプログラミング・ロボット教室について紹介していきます。
総合満足度1位「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」
総合満足度で1位になったのは「Z会プログラミング講座 with LEGO® Education」(以下「Z会」)でした。
Z会プログラミング講座 with LEGO® Education
Z会の特徴は、自宅でプログラミングが学べることです。
毎月送られてくるテキストをもとに、親子一緒にプログラミングに挑戦します。
レゴ社のロボットを使うので、子どもウケは抜群。
通信講座なので費用面での負担が少ないのもうれしい。
対象年齢は小1~中学生
通信講座なので費用が安く、テキストも子ども用と保護者用の2種類ついてくる安心仕様!
自宅にいながら親子一緒にプログラミングが学べるのもいいですね。
Z会の料金・費用
気になる料金について見ておきましょう。
Z会の料金表
入会金 | 0円 |
ロボット代 | 26,136円(基礎編) /57,780円(発展編) |
月謝 | 5,000円(基礎編) /6,999円(発展編) |
テキスト | 月1回 |
Z会のプログラミング講座は入会金が不要です。
基礎編と発展編と2つのコースがあり、それぞれロボットを購入します。
- 基礎編:小1~小4(全12回)
- 発展編:小5~(全24回)
月謝どちらも1万円以下と抑えめに設定されていて、お財布にやさしいです。
Z会のメリットとデメリット
Z会のメリットにはこんなものがあります。
- 料金が安い
- 自宅にいながら自分のペースでプログラミングが学べる
- 何月からでも始められる
- 人気のレゴロボット
逆にデメリットはこんなものがあります。
- 困ったときに教えてもらうことができない
- 基礎編と発展編合わせても36回しか講座がない
- 基礎編→発展編とロボットを買い直す必要がある
- iPadも必要
誰かに教えてもらうことができないので、初めての子だとちょっと大変かもしれませんね。
また、プログラミングをするためにiPadが必要です(パソコン不可)。
月謝は安いものの、それ以外の出費が意外と多くなりがちなので、しっかり確認してから申し込むようにしましょう。
講師、カリキュラム、コスパ、面倒見の良い1位「エジソンアカデミー」
主要4部門で1位を獲得したのは、大手ロボット教室の「エジソンアカデミー」でした。
アーテックエジソンアカデミー
幼稚園や小学校向けの教育教材メーカーのアーテックが運営するロボット教室。
最初からパソコンを使ったロボットプログラミングを学べるのが人気。
教室によって料金が異なります。体験教室の際に確認するようにしましょう。
対象年齢は小4~中学生
オリジナルロボットを使ったプログラミング学習が人気です。
評判どおりにコスパもよく、初心者から経験者まで楽しく学べるロボットプログラミング教室と言えます。
エジソンアカデミーの料金・費用
気になる料金について見ておきましょう。
エジソンアカデミーの料金表
入会金 | 10,800円 |
ロボット代 | 43,200円 |
月謝 | 11,340円 ※教室によって異なる場合あり |
授業数 | 月2回(90分) |
エジソンアカデミーは一般的なロボット・プログラミング教室の中では料金が安い方です(コスパがいい)。
2年カリキュラムですが、その後により本格的なプログラミングを学ぶことができる「エキスパート編」へ進級も可能となっています。
エジソンアカデミーのメリットとデメリット
エジソンアカデミーのメリットにはこんなものがあります。
- コスパがいい
- 大手なので教室が近くで見つかりやすい
- オリジナルロボットなので、他の子とかぶらない
- ちゃんとした指導員がいるので、わからないことがあっても安心
- もよりの教室で授業を体験することができる
逆にデメリットはこんなものがあります。
- 通信講座に比べれば少し高い
- 通年カリキュラムなので途中入会には向かない場合あり
- 一斉授業なので、他の子に遅れをとる心配
コスパがいいとは言え、通信講座であるZ会に比べればちょっと高いです。
ですが、わからないことがあっても相談する先生がいるというのは、プログラミング初心者の子どもや親にとっても大きな安心材料になりますよね。
また、試しに体験することができるのもうれしいです。
やってみたけど子どもが向いていなかった、とか普通にありますからね。教室の空気や先生との相性が合う合わないもあるでしょう。
ほとんどの教室が無料で体験できますので、まずは一度やってみるのが大事だと思いますよ。
小1~小3なら自考力キッズがあります
エジソンアカデミーは対象年齢が小4~となっているので、小3以下の場合は同じアーテック社が運営する「自考力キッズ」で体験してみましょう。
料金体系や基本方針はエジソンアカデミーと大きく変わりません。
アーテック自考力キッズ
幼稚園や小学校向けの教育教材メーカーのアーテックが運営するロボット教室。
パズルとロボットとプログラミングを融合させた授業で、小さな子どもでも楽しめると人気。
教室によって料金が異なります。詳細は体験教室の際に確認しましょう。
対象年齢は小1~小3
自考力キッズなら1年生のお子さんでも楽しめると思います。
パズルやブロックが好きな子であれば、一度体験教室に連れて行ってみてはいかがですか?
子どもの成長を実感できる1位「ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室」
子どもの成長を実感できるプログラミング教室という、なにげにもっとも大事な部門で1位になったのは「ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室」(以下「ヒューマンアカデミー)でした。
体験授業が今だけ無料!
月謝10,260円でコスパ◎
ロボット教室の最大手であるヒューマンアカデミー。 リーズナブルな料金設定と先生の質の高さは利用者からの評判が非常に高いです。体験教室も、今なら無料で開催しているので気軽に参加できるのがうれしいですね。ロボット教室がはじめての方なら絶対行くべきです。 学期の途中からでも安心して入会できます。
ヒューマンアカデミーはプログラミングに特化した「こどもプログラミング教室」と、ロボットを使った「ロボット教室」の2種類用意されています。
最近はロボット教室のほうが人気が圧倒的に高いので、迷ったらロボット教室がおすすめです。
ヒューマンアカデミーの料金・費用
気になる料金について見ておきましょう。
ヒューマンアカデミーの料金・費用
入会金 | 10,800円 ※ |
ロボット代 | 30,780円 (プログラミング教室は不要) |
月謝 | 10,260円 |
授業数 | 月2回 |
※体験授業に参加すると無料になる場合があります。
ヒューマンアカデミーもエジソンアカデミーと同じようにコスパがいいプログラミング教室の1つです。
それこそ年間で必要になる費用はエジソンアカデミーより少し安くなっていますね。
子どものスキルに合わせて段階的にコースが上がっていくので、初めての子も少し慣れている子でも、しっかり楽しみながら学習していくことができますよ。
ヒューマンアカデミーのメリットとデメリット
ヒューマンアカデミーのメリットにはこんなものがあります。
- コスパがいい
- 最大手なので教室が近くで見つかりやすい
- プログラミング教室とロボット教室と選べる(おすすめはロボット教室)
- オリジナルロボットなので、他の子とかぶらない
- しっかり指導された講師がいるので、わからないことがあっても安心
- もよりの教室で授業を体験することができる
逆にデメリットはこんなものがあります。
- 通信講座に比べれば少し高い
- 一斉授業なので、他の子に遅れをとる心配
- ロボット教室の場合、1年目はプログラミングがない
メリットやデメリットはエジソンアカデミーと非常に似た形になっています。
なにはともあれ教室の数が本当に多く、全国で1,200校以上もあります。
ですので、まずは試しに体験してみるのが大事ですね。子どもにとっての向き不向きや、親から見た印象などもしっかりチェックすることができます。
ほとんどの教室が無料で毎月実施しているので、気軽に参加してみましょう。
子どもが好きなプログラミング教室1位「レゴスクール」
子どもが好きなプログラミング教室の1位は、言わずと知れた「レゴスクール」でした。
レゴスクール
レゴが運営する知育教室。
高学年になるにつれ、ロボットやプログラミングを使った学習へとステップアップしていく。
他のロボット教室より料金が高いのがやや気になる。
対象年齢は年少~小6
低学年から入会できますが、プログラミングにふれるのは小学2年生頃からです。
始めのうちはブロックを組み立てて遊ぶような形になっています。
レゴスクールの料金・費用
気になる料金について見ておきましょう。
レゴスクールの料金・費用
入会金 | 10,800円 |
ロボット・ブロック代 | 9,072円~57,283円 ※コースによって異なる |
月謝 | 10,260円~15,336絵m ※コースによって異なる |
授業数 | 年42回 |
レゴスクールはなんと言っても「高い」です。
月謝はもちろん、ロボット代も高いです。しかも、毎年買い直しが必要です。
年少から通い始めた場合、毎年買い直すブロック(ロボット)代だけでもかなりの出費になるでしょう。
レゴスクールのメリットとデメリット
レゴスクールのメリットにはこんなものがあります。
- 子どもウケがいい
- 「レゴ」という安心感がある
- カリキュラムがしっかりしている
逆にデメリットはこんなものがあります。
- 料金が高い
- ブロックを毎年買い直しする必要がある
- 高学年までプログラミングにふれられない
- 体験教室が有料
広い目で見た知育教育としては実績もあるのですが、プログラミング教室としては期待値が低い気がします。
体験教室も有料なので気軽に試すこともできません。
少し格式が高い習い事というイメージがどうしても払拭できていない印象です。
いくつかの教室で体験してから決めましょう
今回紹介したプログラミング教室以外にも、今は全国各地にさまざまな教室が増えてきました。
東京を中心に大人気となっているLITALICOワンダー(リタリコワンダー)や、世界大会に何度も出場している本格思考のクレファス。
他にもまだまだ本当にたくさんあって、それぞれに特色があり、実際に通っている子どもを見ると本当に楽しそうだなぁと思います。
だからこそ、できる限り多くの教室で体験してみたほうが絶対にいいです。
教室選びに失敗すると、お金が無駄になるだけでなく、子どもの可能性をつぶすことにもなりかねません。
教室の空気感、先生との相性、通いやすさや料金など、親として子どもの将来を考えているのであれば、ちゃんと確かめるべきでしょう。
各エリアのロボット教室をこちらのページでまとめていますので、自宅近くの教室を探してみてください。
わが家はヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています
私の子どもはヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています。教室選びの決め手となったのは、体験授業に参加したときの先生や教室の雰囲気ですね。
体験教室に参加したときに、しつこい勧誘もなく、ただ純粋に楽しめたのが決め手かもしれません。
家から通いやすい場所で見つかったのも大きいですね。
体験教室は無料で参加できるので、お試し気分で子どもの反応を確かめてみてはいかがでしょうか。
子どもに合わなそうであれば入会しなければいいだけなので、後になって「あの時体験教室だけでも連れて行けば…」となるのだけはもったいないですからね。
※日程が合わない・記載されていない場合は「個別相談申込」より、都合の良い日時で調整することもできます。