レゴとかのロボットを買えば、わざわざロボット教室に通わせる必要ってないんじゃない?子どもは1人でも遊ぶだろうし、たまに親が見てあげれば十分だと思うんだけど…
ロボット教室やプログラミング教室を検討してる方の中には、「わざわざ通わせなくても、自宅でできるのでは?」と考える方もいます。
何を隠そう私自身が同じ考えでした。「月謝もったいないから、ロボットだけ買ってあげよう」と妻と相談していたのです。
事実、わが家には「中学生になってから」改めて開封予定のレゴ・マインドストームEV3が押入れの中にしまってあります。。。
わが家の失敗談と、ロボット教室に通わせなくても大丈夫な方法を合わせて紹介したいと思います。
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ロボットだけ買い与えたわが家の失敗談
まず初めに、わが家の失敗談から紹介します。
結論から言いますと、プログラミングやロボットの知識もなく、子どもに教えてあげる時間が十分に取れなかった私は、レゴのマインドストームEV3をただの置物にしてしまいました。
お恥ずかしい限りですが、息子が中学生になったら改めて開封して、挑戦してもらうつもりです。
何の知識もない小学1年生の子ども1人でどうにかできるものではありませんでした。
ロボット教室のロボットは、一般的なレゴブロックやプラモデルとは違う
ロボット教室で扱うようなロボット、つまりプログラミング制御可能なロボットは、一般的なレゴブロックやプラモデルとは全く別物です。
レゴブロックやプラモデルであれば、説明書を読みながら組み立てることで完成できます。
しかも、完成させて終了です。そこから手を加えることはありません。
これなら物だけ与えておけば、子ども1人でも遊ぶことはできますし、それなりに楽しいでしょう。モノづくりの基礎中の基礎は身につくと思います。
ただし、それだけです。
プログラミングロボットはパソコンやプログラミングの知識が必要
わが屋が購入したのは、レゴのマインドストームEV3。お値段およそ6万円。
大手クレファスやLITALICOワンダーなどのロボット教室で扱っているロボットですので、品質は間違いないでしょう。
そんなロボットですが、やはりプログラミングをするにはパソコンが使えないとダメですし、多少なりともプログラミングの知識が必要です。当たり前ですよね。
「子どもでも簡単にできるビジュアルプログラミングだから大丈夫」という安易な考えで買い与えてしまったことをかなり後悔してしまいました。
知識のない大人ではサポートできない
結局、私自身がプログラミングの知識が全くないため、何も手助けしてあげることができなかったのです。
「パパこれどうすればいいの?」と聞かれても「う~ん」と何も答えはでません。
そもそも仕事で帰ってくるのも遅く、まともに時間も取れなかったため、「また明日」の繰り返しで、いつしか息子もマインドストームで遊ばなくなってしまいました。
息子がロボット嫌いに
そして最悪なことに、息子がロボット自体を嫌いになってしまいました。
それまではブロック遊びがとても好きな子だったのですが、親の身勝手なプレゼントのせいで、苦手意識を植え付けてしまったのです。
子どもの将来のことを考えてプログラミング教育をしようと奮発して購入したマインドストームEV3が、逆に子どもの将来を奪ってしまうという本末転倒の結果に。
同僚のSEから衝撃発言「うちも通わせていますよ」
「このままではまずい!」と思い、同僚のSE(システムエンジニア)に相談したところ「いっそのこと教室に通わせてみてはどうですか?」と言われました。
「確かに月謝は1万円以上するかもしれないけど、それ相応の教育にはなるし、大橋さんが教えられないんじゃそれしか方法ないですよ。実はうちも通わせてますしね」
ちょっとびっくりでした。
現役SEともなれば、言わずもがなプログラミングのプロです。そんな彼が、確かに忙しいとはいえわざわざロボット教室に通わせていたのですから。
「ロボット教室はプログラミングだけじゃないです。それに、第三者の大人とふれあうことも大事。親だとどうしても手を出しちゃうし、そもそも教育のプロではないですからね」
この言葉を聞いて、自分が大いに間違っていたことに気づきました。
ロボット教室の体験授業に参加。子どもに笑顔が戻った。
さっそく家から通えそうなロボット教室を調べて体験授業を予約。
ロボットへの興味を失っていた息子を半ば強引に連れ出して一緒に参加することに。
結果は大成功でした。
最初は乗り気じゃなかった息子も、やはりなんだかんだでロボットが好きなんでしょう。
教室で作られた様々なロボットを触らせてもらったり、実際に作っていくうちにみるみる笑顔がになっていきました。
最終的に出来上がったロボットを動かして遊ぶ姿を見て、正直かなりホッとしたのを今でも覚えています。
ロボット教室に通わせて実感していること
最終的にロボット教室に通わせることになり、今では下の娘も一緒に通っています。
その分出費は大きいですが、日々成長していく子どもを見ると「通わせるようにして正解だったね」と妻ともよく話しています。
これがわが家の失敗談(?)と今の様子です。
ただ、もちろん家によってはロボットだけ買い与えても上手に教育できる方もいるでしょう。
教えるのが上手な方もいますし、プログラミングの知識がある方もいますよね。
そこで、僭越ながらわが家の失敗をふまえて、こうすれば上手くいくだろうという5つのポイントを紹介したいと思います。
ロボットだけ買い与えて自宅でのプログラミング教育を成功させる5つのポイント
ロボットの難易度を子どものスキルに合わせて段階的に上げていく
まず、1番重要なのがコレです。
わが家1番の失敗は、小学1年生の息子にマインドストームEV3を買い与えてしまったことにあります。
後でわかったのですが、マインドストームEV3はおそらく小学3年生以上の子が扱うロボットです。それこそ中学生や高校生の子でも十分にやりがいのある高性能なロボットなのです。
そんなレベルの高いものをいきなり買い与えてしまったことが、大きな間違いでした。
子どものスキルに合わせたロボットを慎重に選び、また成長度合いに合わせて適切なロボットを与えてあげると、飽きずに続けることもできるでしょう。
ただし、結果としてロボット代の出費がかさむ可能性があるので要注意です。
親にも最低限のプログラミング知識が必要
プログラミングロボットを作るのであれば、やはりプログラミングの知識は必須です。
コーディングができなくても、ビジュアルプログラミング程度であれば理解できてないと、子ども教えることができないでしょう。
プログラミングに全くふれてこなかった方ですと、これがかなり難しいのではないでしょうか。
子どもに教える時間を確保できる
また、基本的には子ども1人で遊ばせておくことになるとはいえ、ここぞという場面ではちゃんと子どもの質問に答えたり、一緒にロボットを作ったりなど、時間を確保する必要が出てくるでしょう。
仕事が忙しく、あまりプライベートな時間が平日に取れない方ですと、なかなか厳しいかもしれません。
週末は家族DAYで、ロボット作りの時間が取りづらいですからね。
手を出しすぎてもダメ。上手にアドバイスをする。
知識もあり、時間もある。
では、子どもにロボット作りや、プログラミングを教えることになった場合、上手にレクチャーすることができますか?
今通っているロボット教室の体験授業の際に、講師の方に言われました。
「親は手を出してはいけません。答えを教えてもいけません。子どもが自分で解決できるように導くことが大事なのです」
実際に体験授業を見ていてもっとも関心したのは、講師の方の子どもへの接し方でした。
近すぎず、遠すぎず、教えすぎず、放ったらかしにせず、絶妙な距離感を保ちつつ、子ども自身が「自分の力で」ロボットを完成させられるようにサポートをしているのです。
それを間近で見た時に「これは私にはできないな」と、同僚のSEがロボット教室に通わせている理由がはっきりとわかりました。
「子ども」に何かを教えるということは、それだけでもスキルが必要なのです。
「親だから大丈夫」という何の根拠もない安易な考えは、今の私には全くありませんね。
継続することができる
最後に、果たして何年も継続してプログラミング教育を行うことができるのかどうか、です。
おそらく「1日だけ」であれば、私にもなんとかなるかもしれません。
ですが、子どもが大人になるまでには、何年も時間があります。
特に、ゴールデンエイジと言われる、子どもがもっとも成長する期間に、どれだけ有益な教育を与えてあげられるかで、子ども将来が大きく変わります。
その間、ちゃんと教育ができる環境が整うのであれば、問題はないでしょう。
何事も継続させることが大事になってくるのです。
以上5つのポイントを抑えることができれば、わざわざロボット教室に通わせる必要はないと思います。
家でもできそうか確認するために体験教室を活用する
ロボット教室に通わせるにしても、家でプログラミング教育を行うにしても、どちらにしても一度体験教室にだけは行っておいて損はないでしょう。
それこそ、どんなロボットを使って、どんな授業を行うのか、講師の方はどう接しているのか、といったことを知るだけでも、十分参考になります。
ロボット教室自体は、どんどん数が増えてきていますので、きっと家の近くでも見つかるはずです。
わが家が通っているヒューマンアカデミーのロボット教室であれば、教室の数は全国で1番多い1,200校ですし、体験教室は無料で毎月開催してくれていますので、ぜひ一度調べてみると良いでしょう。
【まとめ】ロボット教室にわざわざ通う必要はあるか?
最後にこういうこと言うのは卑怯ですが、結局は子ども次第というのはあります。
自分から挑戦していく探究心の強い子であれば、それこそ親のサポートなくとも勝手に覚えていくでしょう。
ロボット作りにしても、パソコン操作にしても、プログラミングにしても、できちゃう子はできちゃいますからね。
でも、逆もまた然りです。
誰かのサポートがないと成長できない子もいますし、サポートがあることで一気に成長できる子もいます。
そういったことを見分けるのが親の務めであると私は思っています。
体験教室1度だけでわからなければ、数か所ハシゴしてでも、子どもの特性を見分けてあげてくださいね。
プログラミング教育、がんばりましょう。応援しています!
わが家はヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています!
私の子どもはヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています。教室選びの決め手となったのは、体験授業に参加したときの先生や教室の雰囲気ですね。
ヒューマンアカデミーのロボット教室は教室の数が多いので、家から通いやすい場所で見つかりやすいと思います。
体験教室なら無料で参加できるので、お試し気分で子どもの反応を確かめてみてはいかがでしょうか。
しつこい勧誘もないですし、意味がなさそうであれば入会しなければいいだけなので、後になって「あの時体験教室だけでも連れて行けば…」となってからでは遅いですからね。
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