プログラミング教室なんて必要ない!?今どきの子どもは独学可能です

プログラミング教室なんて必要ない!?今どきの子どもは独学可能です

小学4年生の息子がいます。周りの友達がプログラミング教室に通うようになり、本人も興味を持ったようです。ですが家計的に厳しくて…。何かいい方法はありませんか?

ずばり、プログラミング教室に通わせなくても、今どきの子なら自分の力でプログラミングを覚えることもできます!

あなたの息子さんはゲームが好きですか?うちの息子はゲームが大好きです。

テレビゲームだけでなく、スマホやiPadでもずーっとやってます。すごい集中力ですよね、あぁいうときの子どもって。

そんなゲーム好きの子どもなら、プログラミングもきっとできるようになります。しかも独学で。

「ゲームとプログラミングは違うでしょ?」

そんなことありません。大丈夫です。

目次

【結論】プログラミング教室に通わずとも無料ゲーム&アプリで習得できます

【結論】プログラミング教室に通わずとも無料ゲーム&アプリで習得できます

ずばり、小学生向けのプログラミング学習にはパソコンゲームやスマホアプリを使う方法がおすすめです。

何も無理してお金だして通う必要はありません。ゲームなら無料です。

実に多くの子どもが、パソコンゲームやスマホアプリ(iPhoneアプリ)を使って、気づいたらプログラミングができるようになっています。本当です。

そして、プログラミング教室は通うのではなく、イベントの1つとして上手に活用して、より楽しく・より自由にプログラミングを習得させてあげましょう。

子ども向けプログラミング習得のポイント

  • 無料ゲーム・アプリで十分覚えられる
  • プログラミング教室はきっかけ&カンフル剤として活用する
  • 親子一緒に取り組むことができたらGOOD

そもそもプログラミング教室って何をするか知ってますか?

そもそもプログラミング教室って何をするか知ってますか?

その前に、みなさん「プログラミング教室」って、一体どんな授業が行われるかご存知ですか?

「え?プログラミング教えてもらうんじゃないの?」と思ったことでしょう。

そのとおりです。そのとおりではあるんですが、では「どんなプログラミングをどうやって教えてる」と思いますか?

それさえわかればきっと「これだったら通わなくてもいいかも」と思えてくるはずです。

ビジュアルプログラミングを使ってアニメやゲームを作る

ほとんどのプログラミング教室において「ビジュアルプログラミングを使ってアニメやゲームを作る授業」が行われています。

「ビジュアルプログラミング?なにそれ?」

ですよね。

ビジュアルプログラミングってなに?

ビジュアルプログラミングとは、小学1年生レベルの日本語さえできれば「誰でも」「簡単に」プログラムを作ることができるソフト(アプリ)のことです。

自分でプログラムを書かなくても、【あらかじめ決められたプログラム】を組み合わせるだけでプログラミングができてしまいます。

料理で例えると「めんつゆ」です。

筑前煮を作るとき、醤油、酒、みりん、砂糖などの調味料を1つ1つ適切な分量で煮込まないと美味しくできませんよね。

でも、めんつゆ使えば誰でも簡単に美味しい筑前煮が作れちゃうじゃないですか。それと一緒です。

「【あらかじめ決められたプログラム】を組み合わせるだけでプログラミングができてしまう」

それがビジュアルプログラミングなのです。

  • 通常のプログラム:全ての指示(プログラム)をキーボードを使って文字で入力
  • ビジュアルプログラミング:あらかじめ決められたプログラムをマウスで組み合わせるだけ

このビジュアルプログラミングを使って、アニメやゲームを作るのがプログラミング教室なのです。

※下記画像は、世界で一番有名なビジュアルプログラミング「Scratch(スクラッチ)」の操作画面です。

ビジュアルプログラミングの例「Scratch」
※Scratch操作画面 ①から好きなブロックを選び②へ移動する(組み合わせる)。結果が③に表示される。
【あらかじめ決められたプログラム】のブロック(アイコン)
プログラムのアイコン。数字は変更可能

ビジュアルプログラミングなら教わらなくても覚えられる

ビジュアルプログラミングなら教わらなくても覚えられる

今どきの子どもはすごいです。

だって、Wiiにしろスイッチにしろ、スマホやiPadのアプリにしろ、説明書なんて付いていないじゃないですか。

全部やりながら覚えていくんです。わからないことがあれば色々試して自分で解決するんです。

「高得点が取りたい」

「みんなに勝ちたい」

という向上心だけを頼りに勝手に上達していきます。

ビジュアルプログラミングはゲームの延長線上

ビジュアルプログラミングはゲームみたいなものです。

むしろ最近のゲームのほうがよっぽど複雑で難しいかもしれません。

おそらくほとんどの子どもにとって、取っ掛かりとしては非常にたやすいゲームでしょう。

プログラミングなら好きなようにゲームを作れる

プログラミングがゲームと一番違うのは、あくまで作る側である、ということです。

答えと終わりが決まっているゲームとは違います。やり方次第では一生遊ぶことができるのです。

しかも、自分の好きなように思うがままに作ることができます。

この「作ることの楽しさ、喜び」に目覚めることさえできれば、ゲーム以上におもしろさを感じることでしょう。

子どもは「好き」「おもしろい」だから上達する

説明書もなければ教えたわけでもないのに、気づけば子どもはゲームが上達しています。

それは「好きだから」「おもしろい」からです。

プログラミングも同じです。きっかけだけ与えてあげれば、あとは勝手に覚えていきます。

特に、簡単だけど自由度の高いビジュアルプログラミングであればなおさらです。

遊びながらプログラミングが学べる無料パソコンゲーム・スマホアプリがたくさんある

ビジュアルプログラミングを使って、楽しく遊びながら学べる無料のゲームやアプリがたくさんあります。

簡単なものから、ちょっと難易度の高いものまで様々です。

これらを活用すれば、子ども一人でも十分プログラミングを学習することができますよ。

>>【小学生向け】プログラミングが楽しく学べる無料ゲームまとめ

>>【無料】小学生の子どもにおすすめプログラミングアプリ9選

プログラミング教室はきっかけ&カンフル剤に使いましょう

プログラミング教室はきっかけ&カンフル剤に使いましょう

2020年から小学校で義務化されるプログラミング教育に合わせて、どんどんプログラミング教室が増えています。

これだけ流行ると、確かに通わせたくもなるのですが、そこはぐっと我慢して本当に必要かどうか見定めてからでも遅くはないのでは?

むしろ、プログラミング教室は、子どもへの興味付けだったり、さらにスキルを伸ばすためのカンフル剤として活用するのがおすすめです。

「プログラミング?」という状態からではゲームもアプリも興味を持てない・上達しない

たとえゲームやアプリを使えば無料でプログラミングが学べるとはいえ、いきなり「はいどうぞ」ではできません。

さすがにどうやればいいのかわからないですし、何がおもしろいのかもわからないまま終わってしまうでしょう。

少なからず「プログラミングを使えばこんなことやあんなことができるよ」という予備知識が必要です。

そこでプログラミング教室の「体験授業」を活用しましょう。

「プログラミングってこんなにおもしろいんだよ!」のプロがサポートしてくれる

体験授業の素晴らしいところは、プログラミングのおもしろさをわかりやすく教えてくれるところです。

彼らは「どう教えたら興味をもつか、わずかな時間でプログラミングができるようになるのか」をよく知っています。

プログラミングの知識のない親では、こうはいきません。

こんな素晴らしい機会を活用しない手はないでしょう。

大手のプログラミング教室なら体験授業が無料

しかも、大手のプログラミング教室であれば、ほとんどの教室が無料で体験することができます

ただし、人気の教室はすぐに埋まってしまうので、近くの教室がまだ空いていたら早めに予約しておくことをおすすめします。

「体験だけ行くのは気が引ける…」なんて方もいるでしょう。でも、ほとんどの人が複数の教室で体験してから入会しますし、教室側もそれをわかっているので気にする必要はありませんよ。

>>【全国】無料体験できる小学生向けプログラミング・ロボット教室9選

長期休暇にあるプログラミング教室のイベントに参加するのもアリ

長期休暇のイベントに参加するのもアリ

また、夏休みや冬休みになると、特別授業や合宿などのイベントを開催する教室もあります。

入会して通わせるのではなく、そういったイベントだけ参加させてる人も多いです。

夏休みなどの長期休暇では、夏の思い出・旅行代わりに東京や大阪まで足を運ぶ人もいます。

大手のLITALICOワンダーTech Kids Schoolクレファスなどのイベント・合宿が有名ですね。

マンネリ化対策やさらに上達するための良い刺激にもなりますし、他の子どもと一緒に学ぶことで協調性や競争心を育むこともできます。

「独学じゃどうしてもダメ」と思えば通えばいい

「プログラミングは覚えたいけど独学じゃダメでした」と思えば通えばいいと思います。

でも、ダメかどうかは子どもしだい。見極めるのは子どもの熱意です。

ゲームやアプリで挫折して興味を失う程度であれば、最初っから教室に通わせても一緒でしょう。

「やりたいけどできない!」という状態なら、きっと長続きします。そのときは家計と応相談ですね。

親の協力は一緒に学ぶことに尽きる

親の協力は一緒に学ぶことに尽きる

「親である私自身がプログラミングに詳しくないから不安」といった相談をよくうけますが、安心してください。

いつだって子どもは親を超えていくものですよ。

親子で一緒にプログラミングの勉強をする

いっそのこと親子で一緒にプログラミングを始めてみてはいかがでしょうか。

二人とも初心者。それもいいじゃないですか。お互い助けながら、ときに競いながら。

自分と比較することで子どもの成長具合もよくわかりますし、どう感じ何を考えているのか理解しやすくなるはずです。

親にとっても子どもにとってもプラスに働くのは間違いないでしょう。

学ぶ環境つくりを用意し、応援することこそ親のつとめ

何も親が手取り足取り教える必要はありません。親が子どもより優れている必要もありません。

子どもがちゃんと育っていけるように環境を整備し、必要なものを揃えてあげる。

そして誰よりも一番に応援してあげる。それこそが親のつとめではないでしょうか。

自分がプログラミングできないことに不安を感じる必要は一切ありませんよ。

まずは体験教室に連れて行くことから始めましょう

まずは体験教室に連れて行くことから始めましょう

最近ではロボット教材を使ったプログラミング教室が増えてきています。(通称ロボット教室)

>>ロボット教室とは?

学校のプログラミング授業もロボット教材を使ったものが定番になるのではないか?とも言われてるくらいです。

せっかく体験しに行くのであれば、プログラミング教室もロボット教室も両方とも経験してみてもいいかもしれませんね。

特に低学年の子どもの場合、いきなりパソコンを使ったプログラミングよりも、ブロックを使ったロボット教室のほうがおもしろいかもしれません。

いろいろ連れて行ってあげましょう。それもまた楽しいはずです。

>>ロボット教室とプログラミング教室の違いとは?

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この記事を書いた人

教育教材メーカー勤務の36歳、文系の学部卒。
10歳になる息子と9歳になる娘、愛する妻、愛犬のシーズー♂の4人+1匹家族。
息子は小学1年生から、娘は年長(5歳)からロボット教室へ通わせています。
最近は子どもたちよりロボットプログラミングに夢中?

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