今回は、レゴスクールの体験レポートを紹介します。
千葉市中央区にあるレゴスクール「そごう千葉ジュンヌ校」の体験教室に参加された方から話を伺うことができました。
お子様は3歳の女の子と5歳の男の子。2人ともかなり楽しかったみたいで、「また行きたい!」と大満足だったようです。
レゴスクール(プログラミング・ロボット教室)について
レゴスクールは、レゴ社が運営するロボットプログラミング教室です。
子どもに人気のレゴブロックを使い、テーマに沿って試行錯誤しながら組み立てていきます。
対象年齢は3歳~小学5年生までです。
年齢によってカリキュラムが分かれていて、小学3年生からはロボットプログラミングを学習することができます。
レゴスクールの体験教室に参加した感想・レポート
それでは、レゴスクールの体験教室に参加した方からのレビューを見ていきましょう。
レゴスクールそごう千葉ジュンヌ校の体験教室に参加
こんにちは。宮田(仮名)と言います。今回私が参加したのは、千葉市中央区にある「そごう千葉ジュンヌ校」です。
教室名 | 住所 | 建物名 | |
---|---|---|---|
1 | レゴスクール そごう千葉ジュンヌ校 | 千葉市中央区新町1001 | そごう千葉店ジュンヌ館3F |
JR千葉駅側から見たそごう千葉ジュンヌ店。京成千葉駅と一体化している。
出展:Wikipedia
レゴスクールの体験教室に参加した理由
3歳の娘も5歳の息子もレゴブロックが大好きで、保育園でもいつもレゴで遊んでいます。
以前、親子カフェの中に掲出してあったレゴスクールのポスターを息子が発見し、ワニのブロックが映っていたのを見て「僕もやってみたい」と話していました。
通えるくらいの近所にはレゴスクールがないため諦めていましたが、たまに行く「そごう千葉ジュンヌ店」で秋の特別体験授業というのを行っていることを知り、ちょっと試してみようと思い、受講を決めました。
当初は息子だけのつもりだったのですが、「レゴなら思考力を育てるのに役立ちそう」と思い、娘もレゴブロックが好きなので一緒に参加させることにしました。
レゴのホームページに書かれていた、オープンエンド方式という教育方針にも興味を持ちました。
答えは一つではない
解決に制約のない、オープンエンド方式
出展:レゴスクール
従来の学習方法
与えられた解決策にたどり着くための手順が既に決まっていて、子どもたちが自然に持っている学びの力を制限してしまう傾向にあります。
オープンエンド方式
ひとつの問題にひとつの答えといったマニュアル的な制約のないオープンエンド方式で、創造性を刺激し、解決策へとつながるたくさんの道筋を見つけます。
体験教室の予約はWEBから
レゴスクールの体験教室はWEBから問い合わせを入れる形になります。
後日、教室の方から直接連絡があり、受講日の相談をしました。
体験教室の開催日は教室によって異なるそうで、ワーキングマザーである私は祝日にお願いしました。
レゴスクールの体験は有料
他のロボット教室では、無料で体験できるところが多いのですが、レゴスクールは1回2,400円とかなり高額でした。
秋の特別体験授業だからなのか、通常の体験授業でもそうなのかは定かではありませんが、軽い気持ちでは参加できないですね。
もし、「ちょっと気になってる」くらいの気持ちであれば、無料で参加できるロボット教室で体験した方が良いと思います。
>>無料で体験するならヒューマンアカデミーがおすすめな理由とは?
体験教室当日
レゴスクールそごう千葉ジュンヌ校は、その名のとおりそごう千葉店の中にあります。
JR千葉駅から徒歩5分、京成千葉駅からなら徒歩1分の立地にあるので、迷うことなくたどり着けると思います。
また、そごう千葉店は本館とジュンヌ館に分かれていて、レゴスクールはジュンヌ館の3階になっています。
教室の様子
レゴスクールの店舗はとてもキレイで、店頭にはレゴで作った作品やサンプルが飾ってありました。
中に入ったロビーには子供たちが自由に遊べる空間があり、娘は大喜びでした。
少し早めに着いてしまったので、そこで開始まで15分ほど待つことになりました。
息子は内弁慶で人見知りなところがありますが、大好きなレゴが設置されていることで緊張感がほぐれたのか楽しく遊んでいました。
体験教室の始まり
娘と息子以外にも、5人の子どもが一緒に体験教室に参加していました。
娘を含めた3歳グループの子供たちは、まだママと離れることに不安がありそうでしたが、先生がデュプロ(大きめのレゴブロック)の動物の赤ちゃんを持ち出して「この中から好きな赤ちゃんを選んで、先生についてきてね~」と、言葉巧みに子供たちを誘導。
娘も最初は「ママがいないと…」と不安そうでしたが、スムーズに教室に入りました。
息子と同じ5歳の子たちには「年長さんならママとバイバイできるよね~」と、子供の自尊心をくすぐりつつ、教室に連れていくスタイルでした。
息子ももう1人の子と一緒に教室に入っていきました。
とても子供慣れしているのがわかり、親としてもホッと安心することができました。
娘(3歳クラス)のテーマは「サファリパーク」
娘と息子とで使うブロックやテーマが違います。
娘たち3歳グループのテーマは「サファリパークを作る」でした。基盤となる大きめの板ブロックに、思い思いのレゴブロックを配置し、自由にサファリパークを作ります。
「動物たちはどんなサファリパークなら楽しく暮らせるかな?」
「どんなご飯を食べるのかな?」
と、進行役の先生が話を振り、子供たちは自由に発言します。
肉食動物と草食動物を分ける子と分けない子がおり、娘は分けずに基盤にたくさんの花を設置し、その真ん中に動物たちを並べていました。
てっきり「草食動物と分けてね」などと指導されるのかなと思いましたが、先生は一切口を挟むようなことをしません。
その様子を見ていた私たちに対して「正解はないんですよ。子供がどう思ってそう作ったのか、自分で言葉にできて話せることが大切です」と言っていました。
娘は「みんな仲良しだから分けなかったんだよ」と言っており、先生もそれを受け止めてくれていたので、よい指導だと思いました。
サファリパークの完成
次に、サファリパークに子供たちを乗せていくバスを作ります。
それも特にこうしなくてはいけない、というモデルはなく自由です。
娘はトンネルのようなものを設置して、子供たちがそのトンネルから飛び乗ったり、降りたりできるようにつくっていました。自分の娘ながら面白い発想だなぁと関心してしまいました。
そうしてサファリパークが完成したら、親にそのブロックを見せる時間になります。
「なんでこんなふうに作ったの?」
「これはなに?」
と質問すると、娘はいきいきと説明してくれました。
「思いを自信をもって言語化する」
「自分の理想をもち、それに合わせて自分の作品を作る」
という体験がレゴスクールの持ち味。それを存分に感じられる時間でした。
3歳からレゴスクールに通うメリットとは?
講師の先生によると、レゴスクールを3歳で始めるメリットは「まだ恥じらいのない時期に、自分の考えを自信満々に発言したり、実行したりできること」だそう。
子供は成長するに従って、間違えることを怖がったり恥ずかしがったりするようになります。
そうなる前の時期に、自分の思ったものをそのまま形にしたり、言葉で説明することで自信を身につけたり、そういったことをさせてあげることが大事なんだと、そういうことだそうです。
レゴブロックで無邪気に遊ぶ娘の姿をみて「確かに、今の自由な発想を大切にしたいな」と感じました。
息子(5歳クラス)のテーマは「関節」
息子たちの授業のテーマは「関節」でした。
初めにみんなでジャンプしたりモノを拾ったりして、その動きをするときに自分の体のどこが曲がっているかを意識するところから始まりました。
その後で、自分の思い思いのブロックを使って、関節のあるロボットを作ります。
「僕のは救命カーだ」
「僕のはキリンのロボット」
など、お互いに違うテーマを決めて頑張っている様子でした。
息子のキリンは初め関節部分を足に見立てていたため、すぐにガクッと崩れてしまって4本足で立てない構造になっていました。
先生が「どうすればいいかな?」と問いかけると、息子はよく考えたようで「こうすれば。。。」と足の下にブロックを設置し、なんとか滑らずに立てるようにしていました。
その工夫に、見ている親はびっくりしました。
先生は子供がうまくいかない様子のときでもすぐに答えを提供せず「どうしたいの?」と要望を聴いたり「どうしたらいいかな?たとえばこうする方法があるけどよく考えてね」とヒントだけを与えます。
それによって、子供たちは自由にものづくりができていると感じました。
親への説明
息子たちがロボット作りをしている間、親には授業内容の説明がありました。
子供たちの想像力を養い、自分の体をよく観察しながら「どんなふうに関節を設置したらブロックが動くかな」などと考えて作るのが今回の授業の目的だそうです。
また、親にもブロックの課題が出され、ブロック遊びをすることになりました。
テーマは「卵」。親も試行錯誤しながら「丸い卵」や「恐竜が生まれる卵」などを作っていました。
「どの卵も正解なんですよ」と先生は言います。クラスの子たちが作った卵の作品を写真で紹介されましたが、どの作品も個性的で素晴らしかったです。
答えは1つではなく、その作品を、なぜその形で作るのかを子供たちがしっかり言葉にできることや、子供同士がお互いの作品に興味を持ち、自分の引き出しを増やすことを大切にしているとのことでした。
関節ロボットの完成
ロボットが完成したら、子ども同士でお互いに作品の紹介をします。工夫したところや頑張ったところを一生懸命に説明して、相手の作品に興味を持つように促されています。
その後、親も教室内に入って子供の作品について自由に質問できます。息子は照れてあまり私には作品のことを話してくれなかったのですが
「伏せができるよ」「座れるよ」といろいろなポーズをさせてみせてくれました。
息子の表情の中には自信が見えて、親としても、息子が充実した時間を過ごせたことがわかってよかったです。
レゴスクールを5歳から始めるメリットとは?
講師の先生によると、レゴスクールを5歳で始めるメリットは「失敗を恐れない今のうちに、さまざまな経験や知識を得ること」だといいます。
また、レゴスクールでは小学2年生からパソコンを使ったプログラミングでレゴを動かす授業があるそうで、その基礎力として関節を使って動きを出すブロック作りが不可欠だと言います。
息子は2年生からのプログラミングの授業にとても興味を持っていて「2年生になったら絶対やりたい」と話していました。
家に帰ってからの息子と娘の様子
自宅に帰ってからも、娘は「サファリパーク楽しかった」「またやりたい」と言っていました。息子も「楽しかった」と満足げにしていましたし、「プログラミングやってみたい」とすでに興味津々のようでした。
まだ3歳の娘にとって、非常に貴重な経験になったと思います。楽しい時間になりましたし、娘の新たな一面を見られたなとも思います。とてもよかったです。
5歳の息子にとっても同じです。初めてロボットというものを作り、動力で動くものではありませんが、関節があって動かせるという段階でも、とても興味を持ちましたし満足したようです。
ロボット作りの基礎となる力がつきそうな教室だな、と思いました。子供たちの自主性や自由な発想を大切にする、素敵なスクールだと思います。
入会について
入会も検討はしましたが、初期費用として教材(レゴブロック)購入に約2万円、入会金として2万円、毎月の月謝が約1万円、ワーク代が5,000円もかかると知り、ちょっと尻込みしています。
授業の内容は良いのですが、子どもの習い事としてはちょっと高額です。
息子と娘2人とも通わせるとなると、単純に倍必要になりますし、送り迎えも大変だなぁと思うので要検討中です。
レゴスクールで聞いてきました!
私なりに気になったことを直接聞いてきました。
教材は絶対購入?
レゴブロックは絶対に購入しなくてはならないそうです。ただし、費用面で厳しい場合には同じタイミングで購入せずとも、翌月以降にずらすなど調整もできるようです。
買ったレゴは毎回持っていくの?
レゴを持っていく必要はありません。自宅で授業の振り返りをするために使ったり、自由な発想力を養うために遊んだりするためのものです。
もう5歳なのにデュプロサイズのブロックを使うの?
授業の中ではデュプロサイズの大きなブロックの他に、もっと大きなゴム製ブロックや小さなブロックなど、さまざまなサイズのものを使います。
年齢で使うブロックを分けるのではなく、そのときの授業内容から使うブロックを決めているそうです。
以上、体験レポートでした。
費用面で躊躇するところがあったのでわが家は入会を決断できませんでしたが、体験教室としては非常に面白く、意味のあるものだったと感じています。
他のロボット教室やプログラミング教室とも比較してから、じっくり決めたいと思います。
レゴスクールの体験教室、おすすめです。
【わが家の場合】体験教室に行ってわかった理系の資質
ものは試しとヒューマンアカデミーの体験教室に行ったことで子どもがロボットに興味があることがわかりました。私の子どもとは思えないほど理系の資質があったのが1番の驚きでした。
わが家は金銭的にレゴスクールは難しかったので、ヒューマンアカデミーのロボット教室に通わせています。
レゴスクールと違い体験教室は無料ですし、しつこい勧誘もないので気軽に楽しむことができますよ。お試し気分で子どもの反応を確かめてみてはいかがでしょうか。
後になって「あの時体験教室だけでも連れて行っておけば…」となってからでは遅いですからね。
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