アーテック社と学研が共同開発したSTEAM型ロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」について口コミや料金、授業内容などをまとめました。
料金やカリキュラムの概要は公式サイトに載っていません。実際に子どもと体験教室へ行ったり、複数の教室から直接ヒアリングを行って集めた情報をまとめています!
※このページに記載の料金は全て税込み表記となっています。
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もののしくみ研究室とは?
もののしくみ研究室は学研が運営する小学3年生以上を対象としたロボット教室です。
※教室によっては2年生以下でも受け入れ可
学研は、長く教育関連の出版を行っている会社で、学研教室という学習塾も運営しています。
共同開発のアーテック社はもののしくみ研究室で使われているアーテックロボなど、教育教材を作っている会社です。
自社で運営しているアーテックエジソンアカデミーなどのロボット教室で得たノウハウを学研に提供しています。
長く教育関連の事業を行ってきた学研とアーテックがコラボしたロボット教室が「もののしくみ研究室」です。
もののしくみ研究室は全国46都道府県に600校以上を展開
もののしくみ研究室は、青森県を除く全国46都道府県で600校以上開かれています。
新しくロボット教室を開いたところもありますが、元々学研教室だったところがロボットプログラミング講座を始めた、というところがほとんどです。
そのため、ロボット教室としては後発でありながら、最大手のヒューマンアカデミー(1,274校)、共同開発しているアーテックのエジソンアカデミー(720校)に次ぐ教室数となっています。
続いて、もののしくみ研究室の教育方針について紹介します。
STEAM型のロボットプログラミング講座
もののしくみ研究室が行う授業はSTEAM型教育です。
STEAM型とは、STEM教育にデザインセンスの向上(アートのA)を加えたもののしくみ研究室独自の教育スタイルとなっています。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)に重きをおいた教育のこと。
これらの分野に関するスキルは、これからの時代に必要不可欠とされています。
ロボットプログラミング教育を通じて、科学・技術・工学・数学だけでなく、感性価値(アート)も同時に磨いていこうという目的をもっています。
続いて、もののしくみ研究室のカリキュラム(コース)や料金などについて見ていきましょう。
3年カリキュラム、教室によって料金が異なる
もののしくみ研究室の授業は3年間のカリキュラムで構成されています。
1年目(ディベロッパー)
↓
2年目(マスター)
↓
3年目(イノベーター)
1年毎にコースが上がる(進級する)形になっているので、基本的には全生徒同じ授業を受けることになります。
また、料金は教室によって決めることが可能なので、受講する教室によって若干の違いがあります。
当サイトでは、いくつかの教室からヒアリングを行い確認が取れたものだけを記載していますので、実際に通わせる際には必ず個別で確認をとるようにお願いします。
それでは、料金や対象年齢、カリキュラム(コース)の概要などを詳しく説明していきます。
料金(入会金、月謝)や初期費用について
もののしくみ研究室は、教室によって初期費用(入会金など)や月謝が異なります。
なぜなら、料金に関しては教室の一存で決めることができるからです(推奨価格というのが存在する)。
当サイトでは複数の教室にヒアリングを行い、多くの教室で採用されている価格(推奨価格)を掲載しています。
そのため当サイトで紹介している料金・費用については、あくまで参考価格となっておりますので、実際に通わせれる際には希望する教室に直接確認するようにしてください。
もののしくみ研究室の料金・費用
入会金 | 10,800円 |
ロボット代(入会時) | 27,000円 |
月謝(授業料) | 10800円(テキスト代含む) |
授業時間 | 90分 |
授業数 | 月2回 |
対象年齢 | 小学3年生~高校生 |
追加ロボット代 | 2年目 13,500円 3年目 13,500円 |
多くの教室で採用されている価格が上記の表にある形です。
もののしくみ研究室の料金は、入会金、ロボット代、月謝、どれをとっても非常に平均的な価格帯になってると言えます。
授業数は月2回、1回あたり90分と、これも平均的な設定ですね。
なお、対象年齢は小学3年生以上となっていますので、ご注意ください。
初期費用
入会時に必要となる初期費用は43,200円です。
内訳は、入会金(10,800円)+1年目のロボット代(27,000円)+初月の月謝(10,800円)となっています。
初期費用は48,600円
合計費用
年間で必要なる費用は167,400円です。
内訳は、入会金(10,800円)+ロボット代(27,000円)+月謝12ヶ月分(129,600円)となっています。
年間費用は167,400円
なお、2年目と3年目はそれぞれ143,100円となっています。(追加ロボット代+月謝12ヶ月分)
続いて、カリキュラムの概要と授業の内容について見てみましょう。
もののしくみ研究室のロボットと授業内容、カリキュラムについて
実際に授業で扱うロボットと授業内容、カリキュラムについて紹介します。
一部の情報は公式サイトから引用しております。
もののしくみ研究室で扱うロボット
もののしくみ研究室で扱うロボットは、アーテック社が作っているアーテックロボです。
四角や三角のブロックとセンサーやモーターなどのパーツを組み合わせることで、様々な形のロボットを作ることができます。
※再生しても音は出ません。
また、Scratchをベースにしたオリジナルのビジュアルプログラミングソフトでプログラムを作り、ロボットにインストールさせることもできます。
これにより、ロボットをプログラミングで制御することができるようになり、自由自在に動かすことができるのです。
※再生しても音は出ません。
手でロボットを組み立て、パソコンでプログラミングを組み、オリジナルのプログラミングロボットを作っていきます。
では、実際の授業で作るロボットを少し紹介しましょう。
もののしくみ研究室で作るロボットについて
もののしくみ研究室では、普段の生活で目にするような身近にあるものをロボットで作ります。
例えば、自動ドアや信号機、踏切といったものです。
当たり前に存在するものなので興味が湧きやすく、自分の手で作ることによって構造・仕組みについての理解が深まります。
また、出来上がったロボットを改造することで、創造力を育みます。
1年目(ディベロッパー)で作るロボットと授業カリキュラム
1年目は、比較的単純な構成のロボットを作ります。
1年目(ディベロッパーコース)
概要 | ロボットを作ることで、工業製品の構造やプログラムについて学びます。 与えられたプログラムの構造を理解し一部を修正できるように指導します。 |
学べるもの | ・各種センサーの働き ・センサーによるリモートコントロール ・順次・くり返し・条件分岐分岐のプログラム ・プログラムの読み取り ・理科的な知識の習得 |
2年目(マスター)で作るロボットと授業カリキュラム
2年目は、少し複雑な構成のロボットを作ります。
2年目(マスターコース)
概要 | ロボットを作ることで、工業製品の構造やプログラムについて学びます。 与えられたプログラムの構造を理解し一部を修正できるように指導します。 |
学べるもの | ・初歩的な重心移動と歩行ロボット ・空間的な動きへの対応 ・変数の利用 ・プログラムの一部修正 ・算数の知識の習得 |
3年目(イノベーター)で作るロボットと授業カリキュラム
3年目は、これまで学んできた知識を応用し、プログラムを自分で考えてロボットを作ります。
3年目(イノベーターコース)
概要 | プログラムを自分で考え、試行錯誤をくり返しながら「商品開発」や「課題解決」を行います。 |
学べるもの | ・変数・関数を利用した複雑なプログラミング ・複数のセンサーを利用した商品開発 ・車型自律ロボット・高度な二足歩行 ・PDCA+STW によるプログラムの修正 ・フローチャートからのプログラミング |
1年目(ディベロッパー)、2年目(マスター)、3年目(イノベーター)という形で、作るロボットの構造が少しずつ複雑になっていきます。
また、ロボットの構造が複雑になるにつれて、扱うプログラミングの難易度も上がっていくようになっています。
【PICK UP】ヒューマンアカデミーロボット教室との違い
ここで、もののしくみ研究室とロボット教室最大手ヒューマンアカデミーの違いを比較してみましょう。
1番の違いは、論理的思考力と発展性です。
もののしくみ研究室は初年度からビジュアルプログラミングでプログラミングを学びますが、ヒューマンアカデミーの場合、初年度はロボット作りでしっかりと論理的思考力を身につけ、プログラミングを学ぶのは早くても2年目からとなっています。
また、もののしくみ研究室は3年間でカリキュラムが終了し、最後までビジュアルプログラミングしか扱いませんが、ヒューマンアカデミーは最大8年間通うことができ、途中からは本格的なプログラミングを学習することができるようになっています。
もののしくみ研究室とヒューマンアカデミーのデメリットを比較してみましょう。
もののしくみ研究室とヒューマンアカデミーのデメリット比較
もののしくみ研究室 | ・最初からプログラミングを学ぶので、論理的思考力をしっかり身につける期間がない ・3年間しかカリキュラムが用意されていない ・ビジュアルプログラミングしか学べない ・通年カリキュラムなので途中入会に向いていない |
ヒューマンアカデミーロボット教室 | ・最初はロボット作りしかできないのでプログラミングを学ぶまで時間がかかる ・完全オリジナルロボットなのでネットで購入できない ・人気の教室は入会待ちとなる |
続いて、もののしくみ研究室とヒューマンアカデミーのメリットを比較してみましょう。
もののしくみ研究室とヒューマンアカデミーのメリット比較
もののしくみ研究室 | ・いきなりプログラミングを学ぶことができる ・聞き慣れた学研ブランド |
ヒューマンアカデミーロボット教室 | ・ロボット作りから行うことで論理的思考力や創造力が身につき、プログラミング学習の素地がしっかりできあがる ・将来的には本格的なロボットプログラミングを学ぶことができる ・他のロボット教室と教材がかぶらない ・入会月が初月となるので、途中入会でも全く問題がない |
料金・費用的には大きな違いはありません。やはり1番のポイントはロボット作りでしょう。
ロボット作りからしっかり学んだほうがいいのか、いきなりプログラミングを学んだほうがいいのか。これはとても迷うことだと思います。
子どもの特性にもよりますし、プログラミング教育は子どもの将来に関わることですので安易に決めてはいけません。
迷ったら両方とも話を聞きに行ったほうが良いと思います。
両社とも体験教室は無料で開催していますので、都合がつく方から順番に行ってみると良いでしょう。
ヒューマンアカデミーはパソコンやスマホから体験教室の日程確認・予約が可能です。
日程の記載がない場合は「個別相談申込」から希望日をメールで送ることができます。
もののしくみ研究室は希望の教室と直接電話確認が必要です。各教室と個別に相談してください。
気になることは体験教室で確認するのが1番
もののしくみ研究室に限らず、ロボット教室全般に言えるのは「正直わかりづらい」ということです。
どんな風に授業が進むのか、どんな内容の授業を行うのか、といったことは、文字だけ読んでもなかなか想像しにくいと思います。そこで体験教室です。
もののしくみ研究室も他のロボット教室と同様に体験授業を受けることができます。
どこのロボット教室に通うにしても、比較することが1番大事です。
少しでも興味を持ったのであれば、入会しなくてもいいので、それぞれ体験授業に参加してみることをおすすめします。
ほとんどの教室が無料で行っているので、気軽に参加してみましょう。
もののしくみ研究室が家の近くにない場合は?
もののしくみ研究室が家の近くにない場合はあきらめて他のロボット教室で検討するしかありません。
そもそも、ロボット教室そのものを理解するためにも、一度どこかの体験教室へ行ってみてはいかがでしょうか。
ロボット教室であればどこでも良いと思います。
例えば、先ほど比較したヒューマンアカデミーは全国で1番教室数が多い最大手のロボット教室です。
きっとあなたの家の近くでも見つかることでしょう。また、どこの教室も無料で体験授業を毎月のように開催しています。
しつこい勧誘もなく気軽に参加できると評判なので、ぜひお試しください。
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学研は信頼できる会社?
もののしくみ研究室を運営している学研は信頼できる会社でしょうか。
学研は東証一部に上場している70年も歴史のある会社です。教育関連の会社としては、歴史も規模も最上位クラスとなっています。
長く教育関連に従事してきたノウハウに加え、近年は医療福祉サービス業も始めるなど、活躍の場を広げています。
これだけの実績がある会社であれば、大事な子どもを安心して任せることができるでしょう。
会社名 | 株式会社学研ホールディングス |
本社所在地 | 〒141-8510 東京都品川区西五反田二丁目11番8号 |
創業 | 1947年3月31日 |
従業員数 | 3651名 |
ホームページ | https://www.gakken.co.jp/ |
もののしくみ研究室の良い口コミと悪い口コミの比較
もののしくみ研究室に通ったことがある人、体験教室に行った人の口コミ・評判を調べました。
公平な意見を見るために、良い口コミと悪い口コミをの両方をして掲載していきます。
アンケートでの口コミ・評判
クラウドソーシングの最大手クラウドワークスさんを利用してアンケートを実施し、実際にもののしくみ研究室に通わている方や体験教室に参加した方の生の声を集めました。
まずは良い口コミ・評判から見てみましょう。
もののしくみ研究室の良い口コミ・評判
☺動物や信号機、工業用アームなど現実的なものを作ることで、実際のイメージがわきやすいなと感じました。また難しく感じるプログラミングに関してもパズル感覚で教えてくれるので子供にもわかりやすいと感じました。(子どもの年齢「小6」)
☺最初は、本人が何をするところなのかもわからないまま連れて行ったので乗り気じゃなかったようですが、 いざ連れて行ってみると、こちらの心配は無用だったようで、参加者の中でも特に集中してやっている姿が見れました。 お家では、なかなかこういう姿を見たことがなかったので驚きです。(子どもの年齢「小2」)
☺もともと物を作るという事が好きという事もあり、非常に子供が興味を持つことができました。また体験教室とはいえ、実際に通っている人と同じような内容を実施していただけたので、体験だけでも非常に有意義な時間を子供が過ごすことができてよかったと思います。(子どもの年齢「小3」)
続いて悪い口コミ・評判を見てみましょう。
もののしくみ研究室の悪い口コミ・評判
😢授業料やその他に必要になるお金が予算を超えていたので、体験教室だけにしました。また、子供達には、先生の言われていることが難しいようで、教室とのレベルがかみ合わなかったのも、残念な所です。(子どもの年齢「小4」)
😢女の子だからなのか、体験教室の時点で飽きてしまいました。月2回にしては月謝も高いと感じてしまい、カリキュラムも少し娘にはついていけない内容かと思いました。(子どもの年齢「小3」)
😢体験教室は悪くなかったのですが、いざ通うとなると距離が遠すぎると思いました。地方に住んでいるため、教室に行くには送迎が必要ですので、そうすると交通費もバカになりません。子どものためとは言え、近くの別の教室を探すつもりです。(子どもの年齢「小3」)
😢体験教室の時に本授業の様子を見せてもらいました。どうも、授業に集中できていない子どもが多い印象で、自分の子どもに悪影響だと感じました。たまたまその日がそうだったのか、いつもあんな感じなのかわかりませんが不安が残りました。他の教室なども検討しようと思っています。(子どもの年齢「小2」)
レゴやブロックなどが好きな子にはうってつけのロボット教室。体験教室だけでも十分に魅力を感じることができるようです。
インターネットでどれだけ調べても、実際に子どもがどう感じるかはやらせてみないことには絶対にわかりません。
もののしくみ研究室も体験教室は無料で開催していますので、他のロボット教室とも比較しながらじっくり決めてあげると良いでしょう。
料金は他のロボット教室と比較しても決して高くはないので、もののしくみ研究室で高いと感じてしまうようであれば、どこのロボット教室も通わせるのは難しいと思います。
それよりも、授業の難易度を高いと感じたり、集中できていない子がいるというのは、あまり良くないですね。「講師の質が悪いのでは?」と疑ってしまいます。
講師の質は、多少なりとも教室によって違うとは思いますが、不安材料としては大きいですよね。
どれだけ授業の内容がよくても、教える先生次第で良くも悪くもなるのが小さい子ども向けの習い事です。
入会前に必ず見学するなり、体験しに行くなりして確認するのを怠らないようにしましょう。
以上、もののしくみ研究室の口コミ・評判でした。
わが家はヒューマンアカデミーロボット教室に通わせています
私の子どもはコスパの高いヒューマンアカデミーのロボット教室に通っています。
いつも楽しそうに頑張っている姿を見て、ココにして正解だったなぁと思っています。
ちょっとでも気になっているのなら、体験だけでも連れていってあげましょう。
体験したからといって入会する必要はありませんし、むしろ体験だけの子の方が多いくらいです。
ロボット作りは初めての子でも楽しめるので、きっと喜んでくれると思いますよ。
>>近くの教室を探す
※日程が合わない・記載されていない場合は「個別相談申込」より、都合の良い日時で調整することもできます。
※「参考にならなかった」へ投票されたあなた様へ。
より多くの方に喜んでもらえるサイト作りを行うために、もしよろしければどういった内容が知りたかった(不足していた)のかをこちらの問い合わせフォームから教えていただけますと幸いです。ご協力のほど、よろしくお願い致します。
ロボット教室とプログラミング教室の違いについてはこちら。
小学生向けプログラミング教室をお探しの方はこちら。
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